額  縁  専  門  店

ガクブチのヤマモト

 


 

額屋の仕事

『お皿を額縁に』

今回はオーダーメードの額縁で金具ツメでの固定で作成してみました。

 


 

イメージの確認
  額装するお皿

お皿を見せていただき、どのような額にしたいか希望を伺います。もしあれば、イメージする額装の写真が載っている、本や雑誌、パンフレットがあると合わせて見せてください。

お皿の厚みやサイズ、形態、図柄に合わせって、いくらかの額装方法の提案をします。

 

   

形状

 
 
ガラスの有無: ガラスを入れる場合、お皿に合わせて十分な厚さ※1が必要となります。
ガラスを入れない場合も、お皿が額の前面より前にでるのはあまり格好よくありません。
お皿の固定方法: 接着・ツメ止め・ガラス(アクリル)で挟むなど。
マットの構造: お皿と額の間をどのように加工するか。
通常は布を貼ります。裏の板布を貼りその上にお皿を接着。
マットを作りくりぬきお皿の一部を埋め込む。
マットを作りくりぬいた中にお皿を覗かす。

※1 額縁のものの入る部分の巾を「厚さ」と表記していますが、「深さ」と表現する場合もあります。

   

額縁選び

 
  額縁 円形のお皿には正方形の額縁がバランスが良いのですが、既成の額縁にはお皿が充分に入る厚さのある正方形の商品はありません。

金や木の平形、カマボコ型には厚さを調整して作れる商品もあります。

一番ポピュラーな方法は、モールディング(棒状で仕上げをした額縁材料)を希望のサイズで用意し、厚さをつくる加工をします。

また、油絵用の額縁を別寸法でつくることや、オーダーで作成することも可能です。

 

 

額縁 額縁選び(厚い額)

厚さを調整して作れる商品です。当店では、平形、カマボコ型の金・銀、木目仕上げを取り扱っています。

 

更に複雑なデザインもオーダーメードにて作成できます。

  額縁 サンプル 額縁選び(モールディング額)

モールディングとは、仕上までした棹状の材料を希望の寸法に切断して組み立てる額です。

種類が豊富で、さまざまなデザインの物があります。

注文を受けてから、工場で切断して組み立てますので、納品までに数日でできる商品もあります。

 

額縁 サンプル お皿を額装する場合、厚いものが理想です。

種類が少ないので、薄い物で桟木を足すことを通常します。

桟木を足す場合、幅が狭いと、桟木が側面から見え、不恰好になる場合がありますので、幅が広めのものが良いでしょう。

 

←写真 モールディングの厚い(深さのある)額縁

→ クラシックなお皿に合う、モールディング額縁
→ クラシックなお皿に合う、細めのモールディング額縁
額縁 サンプル 額縁選び(油絵用額)

油絵用の額縁は、幅の広めのものが多く、サイズのみオーダーで作れる商品を利用することもできます。

彫り物の額は、油絵用の額縁を利用するほうが、隅の模様がきれいでお勧めです。

和風のお皿には、日本画用の額縁を選ぶこともできます。

額縁 サンプル ←写真 彫り物の額縁で正方形を用意しました。
→ 彫りのあるフレームからお皿にお勧めの額縁
額縁 サンプル 額縁選び(オーダーメード額)

図面を引き、木を削ることから作るオーダーメード額を使うこともできます。

デザイン、幅、仕上げを決めます。

作品の厚さを考慮した形状にできます。

オーダー額なら、見本に展示していた水彩画用の額縁を、厚みのあるお皿用の形状に、仕上げも若干シンプルにし、お皿の絵が引き立つように変更もできます。 今回選んだ仕上げも深めにデザインしなおしました。

→ 自社工房製オーダーメードフレームからお皿にお勧めの額縁
額縁 サンプル 額縁 サンプル

サンプルの水彩用の額縁 →

深めの形状にデザインした、オーダー

   

固定方法とマットの選択

 
  マット  

お皿と額縁の間に、通常布を貼ったマットと呼ばれる部品を使います。濃い目の毛足の長い布を使うことが多いです。お皿の図柄や色調により淡い色の布も合わせます。金箔や塗装仕上げ、木板を活かしたマットにすることもあります。

マットの構造も、お皿の止め方や見せ方で違ってきます。

一番安価にしあがる方法は裏板に布を貼る方法です。お皿の厚さ(高さ)がそのまま見え、良い場合と不安定に見えたり、安っぽく見えることがあります。その場合、 お皿より少し小さい丸をくりぬいたマットを用意し、適当にお皿が前に出る位置に固定します。

 

 

いろいろな固定方法(一例)

額縁の構造図面

裏板に接着 穴の空いたマットを使い裏板に接着 ツメで固定 ガラス(アクリルで押さえる) マットで押さえる
   

作業開始 

 

額縁の製作は、工房でしますので今回は紹介しません。

 
窓をくりぬく位置の直径を計り 窓をくりぬき 桟木をつけ ツメ金具をつける位置に印をつけ
ツメをつける位置を削り ツメの作成。真鍮の1mm
厚板を5mm幅に切り
ニッパーで荒削り
ヤスリで形を整え 紙やすりで形を整え 金属磨きで磨き お皿の厚さに合わせて曲げ

更に金属磨きで磨きます。

お皿に印をつけるため紙テープを貼ります。 マットの中央に置きます 金具を曲げる位置に印を
金具を合わせ、 曲げる位置に印を 金具を曲げます 止める位置と切る位置に印を

磨いた表面をマニュキアの
クリアーでコーティング。

傷がつきやすいお皿や
すかし彫りのあるお皿の場合は、
内側に布を貼ることも

ネジ穴を空け 長さに切り 金具の完成  
金具をマットに取り付け 大きい場合には2個穴も まずは、2個所に金具を 次に残りの2個所を
裏側からネジ止め 止まったら額縁に ガラスを入れ、ガラス押さえを入れ お皿のついたマットを入れ
 
裏板を止め 紐をくくり 完成  
       

皿額装用金具は、額縁金具メーカーでも数種類、用意されています。

当店では、お皿の形状に合わせることができるこの方法で取り付けることが多いです。

 

当店では、このようにお皿の額装の相談、お手伝いもしています。

 お皿の額装例

金具の販売はしておりません。

 


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