古典技法による額装

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職人による手しごと

ヤマモトの額縁づくりのベースとなっているのは、古く続くヨーロッパ伝統の技法です。

そこに京都の風土や文化に育まれた感性、そして現代ならではの自由な発想を融合させることで、ヤマモトオリジナルの表現を生み出したいと考えています。

吟味された材料、面取りから仕上げまでの職人による丁寧な手作業によってつくり出される額縁は、あたたかさと優しさ、そしてどこか懐かしい雰囲気をたずさえた「古き良き」風合い。一点一点の額に、時間と手間と思いをこめて命を吹き込んでいます。

額が出来るまで

図面作成 成型加工
まずはお客さまのご要望や作品のイメージ、飾る空間との調和などを考慮しながら形や色合いを思い描き、図面に起こします。作成した図面に基づいて、それに相応しい木材や形を切り出すための刃を選び、額縁の枠の部分になる「棹」を削り出します。
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枠組加工
削り出された棹をサイズに合わせてカットし、枠を組んでいきます。この工程は、額縁にとってとても重要なポイントです。あらゆる木材を扱い培ってきた職人一人ひとりの経験をもとに、それぞれの木の性格をよく見極めなければなりません。まずは紐と当て木を使い、ボンドで仮固定します。その後、さらにしっかりと固定したら枠組が完了します。
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装飾
額に装飾を施します。職人による手作業で表面に模様を彫り、さらにヤマモトオリジナルの古木のような風合いを出すため、焼き入れや磨きといった工程(エイジング)を加えていきます。
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下地作り
膠と胡粉や石膏を混ぜたものを下地として枠部分に塗り重ねます(基礎下地)。この時、塗り重ねる回数によって表面の質感をシャープなものからソフトなものまで、様々に変化させることができるのです。塗り重ねた基礎下地が乾いたら、ペーパーで磨き表面を整えます。その後、さらにアシェットを2?3回塗り重ねておきます(本下地)。
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水押し 箔貼り
「水押し」と呼ばれる古典技法を用いて、全面に金・銀箔を貼っていきます。箔がよく密着するように、脱脂綿で押さえながら乾燥させます。次に、完全に乾ききる一歩手前を見極め、瑪瑙(メノウ)石が先端についた専用の棒(瑪瑙棒)で磨きます。この棒で磨くことで表面に光沢が出るのです。磨き上がった額は、その後再び乾燥させます。
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仕上げ 古色風合い仕上げ
前行程で光沢を出した表面に、燻したような風合いを出すための加工(エイジング)を施していきます。箔を剥がしたり(スリ出し)古色を上から重ねることで、落ち着いた雰囲気を演出するのです。さらに、胡粉を擦り込み箔部分の光沢を甦らせ、表面にメリハリをつけます。この時、中に入れる作品との調和を考え、仕上がりの色調や光沢の加減を調節します。
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